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昭和歌謡の時間へようこそ! |
♪ 我がアイドルシリーズ ♪ この「我がアイドル」シリーズは風来坊が選んだマニアックなアイドル曲を |
No.35「好きよキャプテン」 ♪ 兄貴のように おでこにキス さよならをしたの ♪ ザ・リリーズと言えばとんねるずの「雨の西麻布」という曲の最後に「~♪双子のリリィ~ズ~♪~」と歌っており、30代以上の方はザ・リリーズを知らなくても、とんねるずの曲で名前だけ知っている方も多いと思います(笑) ザ・リリーズは北海道夕張出身で中学二年生の時にナベプロに所属、北海道の「道花」のスズランから命名されました。1975年「水色のときめき」でデビュー。 さすが双子なのでユニゾンももちろん、ハーモニーがとても美しかったです。 「好きよ 好きよ キャプテン テニス焼けの 笑顔 遠い町へいって もう 帰らないの」 「教室から見つめたの テニス・ボール打つ姿 汗にまみれた胸が とても眩しかったのよ」 「今日もひとりたたずめば 肩をポンと叩かれて 涙拭けって 優しい声 今も聞こえそう」 どうやら好きだった先輩はテニス部なんですね。「汗にまみれた胸が とても」って、『胸』を見ているのって男子だけじゃないのですね(爆笑)きっとテニスのインターハイで優勝したときにペンダントか何かをつけているのでしょうか? 一人でたたずんで涙ふけっているのですが、先輩は自分のことを好きで泣いているとは思っていないようです。 「練習あと校庭で 待ちあわせた イチョウの木 ラケット胸に 彼と二人 夕日を見たわ」 「また逢う日もあるだろうと 白い歯みせて笑ってた 兄貴のようにおでこにキス さよならをしたの」 あくまで先輩は兄貴ような仕草なんですが、ひょっとしたら別れが悲しくならないようにわざと先輩は『兄貴』を演じていたのかもしれません。 「好きよ好きよ キャプテン 忘れないわきっと 生きることと恋を教えてくれたの」 偉大な先輩です!(笑) さて、そんなかわいらしい「ザ・リリーズ」の曲はYouTubeで聞くことができます。 あ〜、昔のアイドルはかわいくてよかったなぁ〜(笑)本当に40年前に戻りたいです! で、私が「好きよキャプテン」をへたくそなギターで弾きました。これは見なくてもいいですよ(爆笑) No.34「悲しいくらい ほんとの話」 ♪ どこの誰だかあなた 私の心さわらないで 自分で自分が恐くなる ♪ どうもお久しぶりです。去年の年末からずっとお休みしていた「わがアイドルシリーズ」ですが今月15日から、毎月1日と15日に更新するようにがんばります! さて、まずリニューアル1号は「原田知世」ちゃんです。ともよちゃんって私の1つ年下なんですね。 私はこのドラマ、続編の「ねらわれた学園」ともども大好きで(どちらもひろ子ちゃんのリメイク)今、YouTubuで見られることに幸せを感じています(爆笑)相手役は「高柳良一」さんでなんとひろ子ちゃんの相手役(映画)と同じなんですね。なのでこの「セーラー服と機関銃」や「ねらわれた学園」を見ると高柳さんだけ演技がしっかりとしています(笑) 「ちょっと 机の時計 早回りしすぎる ちょっと花壇の花も なんだか狂い咲き」 「まるで自分が不思議 だんだん変化する トランポリンのように 体は浮いたまま」 1年後に「時をかける少女」を歌いますが、その暗示のあるような歌詞ですね。どちらかというとTV版「時をかける少女」の主題歌のようです(無いけど) 「嘘のようなほんとの話 悲しいくらいほんとの話」 「恋の気分も知らないのに 心はざわざわあばれるばかり」 「どこの誰だかあなた 私の心さらわないで 自分で自分が 恐くなる」 恋をまだ知らない少女の心が「ざわめいている」様子をよく表していますね。 ‥‥ 「きっとどこかであなた 私に暗示をかけている 自分で自分がわからない」 最後の歌詞です。なんだか不思議な歌詞で、「少女」が誰かに恋しているのか、「誰か」が少女に恋しているのか、わからないです。それにしても「セーラー服と機関銃」の主題歌と言うよりやっぱり「時をかける少女」や「ねらわれた学園」の方がむしろあっている気がします。 この放映されているドラマとのギャップが(当時私も見ていましたが何となく違和感がありました)ドーナツ盤の売り上げに現れていて、あんまり売れませんでした。当時の歌謡界は「ピッチピチアイドル紅白夏の大水泳大会! 大磯ロングビーチ!」の時代で、ちょっと14歳の(13歳かな?)ともよちゃんには名曲なんですが暗いイメージの曲です。 そんな大ブレイク前のともよちゃんのかわいらしい姿はYouTubeで見られます。 http://www.youtube.com/watch?v=E5K16buWTVk YouTubeなのでリンク切れご了承ください。 No.33「ねらわれた少女」 作詞:阿久悠 作曲:細野晴臣 編曲:細野晴臣 歌:真鍋ちえみ 1982年5月1日発売 CBSソニー ♪ 部屋はポプコーンの雨ふりさ 白いアンブレラをさして ♪ でた! 「パンジー」(爆笑) 真鍋ちえみさんはオスカープロモーション所属で足も長くてボーイッシュなスタイル。今ならオスカー=モデルさん、なのですが1982年と言えば「アイドル時代」なので同じオスカー所属の「北原佐和子」さん「三井比佐子」さんと『パンジー』というグループを作り、ソロデビューしました。 真鍋さんのデビュー曲「ねらわれた少女」は一見角川映画の題名のように聞こえますが全く関係がありません。しかし、真鍋さんのプロデュースは山口百恵さんをスターにした「酒井政利」さん、レコード会社がCBSソニー、そして作詞:阿久悠、作曲:細野晴臣というすべてがちょ〜一流のメンバーによる豪華デビュー曲だったのです。 「きみを誰かねらってる やがて きみは愛にしばられる」 「それは悲劇だ 見過ごしに出来ない さあ 逃げよう」 「夢の数はキャンディと 同じくらい ここにあるはずさ」 「なのに誰かを 愛したらひとつさ さあ 逃げよう」 曲はさすが細野さん、テクノポップバリバリで私は当時好きでした。それに阿久さんの歌詞も飛ばしまくり。阿久さんはどれだけ才能があるのでしょうか。細野さんのテクノの世界を見事に出しています。 「町はカラフルなカーニバル 赤いハイヒールをぬいで」 「アイスクリームなどなめながら きみは舌をだして見せよう」 「君を誰かねらっている やがて きみは愛にしばられる」 「そんな大人にさせたくはないから さあ 逃げよう」 真鍋さんの声はちょっと舌っ足らずで容姿も往年の「BIBI」の小西直子さんの様です(って、こちらも判らないか。では説明しよう!:「BIBI」とは「小西直子」さんと「早坂あきよ」さんのグループで2代目バスボンガール(ちなみに1代目は「松本ちえこ」(「恋人試験」でデビュー))でした。「スカイピクニック」という歌でデビューしたアイドル歌手でした) 「部屋はポプコーンの雨降りさ 白いアンブレラをさして」 「揺れるブランコから手をふって きみはウインクなどしよう」 いやあ、歌詞も不思議ワールドいっぱいです。 この歌をTVなどで歌うときはバックに黒い服装の男ダンサー2人が踊っており(もちろんブレイク(風)ダンスです!)いっそう不思議ワールド炸裂! 本当に、つっこみどころ満載の真鍋ちえみさんですが今見ると変な格好させられていますが中々スレンダーで可愛いですよ。アイドル路線ではなくてモデルさんとか女優さんで勝負すればもっと長く芸能界にいられた気がします。素材が良くて、スタッフもばっちり! だったのですがやっぱりかみ合わないとこうなってしまう典型的な例になってしまいました。 そんな真鍋かおりさんの「ねらわれた少女」はYouTubeで奇跡的に見られます! http://jp.youtube.com/watch?v=_uQytsngDYs&feature=related 「パンジー」、「BIBI」そして「松本ちえこ」などなどまだまだ紹介したい人がいっぱいです(笑)今後ご期待下さい! YouTubeなのでリンク切れご了承ください。 No.32「シンデレラ」 ♪ シンデレラのような レディになりたかった 誰からも愛される ヒロイン ♪ 元祖バラドル高見知佳さん。私は関東地区の土曜日昼間テレビ朝日系列の番組で伊東四朗さんと競演したバラエティ番組や「アイアイゲーム」の印象が強く残っています。 「テレフォンブック パラパラ ダイヤル回すけど」 「心はうわのそら ダーリン あなたの愛とは どこ いつも 傷つけていた」 「シンデレラのような レディになりたかった 誰からも愛される ヒロイン」 延びのある声で高見さんはかなり声域が広いのが分かりますね。 「ああ やさしく見守れない いいこにもなれない あなたがやさしすぎて」 「12時の鐘は なりわたるけれど Never come home. Never come home.」 「お家にはかえれない」 ここの「ああ、やさしく見守れない〜」という所、大好きです(笑) 歌うまいですね〜。しかしこの歌詞、よくよく見ると色々意味深な気がします。1人に絞れない乙女の心を描いたのかな。 さて、高見知佳さんは歌手としてはこのデビュー曲「シンデレラ」、そして裸足でちょ〜〜〜ミニスカートの「ジャングル・ラブ」(この歌大好き! いずれ特集しますね) 「ボーイ・フレンド」などがスマッシュヒット。そして1984年の「くちびるヌード」(作詞・作曲:EPO)でブレイク。結構遅咲きの歌手でした。 ちなみに「くちびるヌード」は資生堂化粧品のコマーシャルソングで、当時は資生堂V.Sカネボウというコマーシャルソング合戦が繰り広げられていて、資生堂=『後ろの白いリップを塗ると体温で色が変化する口紅』「高見知佳:くちびるヌード」、カネボウ=『カネボウ初のBIOの口紅』「松田聖子:ロックン・ルージュ」でした。どちらが勝利したかは皆さんご存知の通り。この「くちびるヌード」がヒットした時にインタビューで高見さんは「歌唱印税こんなにもらっていいの?」と思ったそうです(爆笑) 先に紹介しましたが伊東四朗さんとのコント中の挿入歌も2曲歌っています。 後期は歌手と言うより女優や司会者が多く、NHKの「スタジオパークからこんにちは」やNETの「追跡、大追跡」そしてTBSの「TVグラフティ」(これ、おひょいさんと「かっふん、かっふん、かっふん」と『かっふん』を紹介する情報量と同じ回数2人で言っていましたね)などに出演、現在は結婚されて沖縄在住。タレント活動はもっぱら沖縄で行っているそうです。 そんな高見知佳さん、デビュー当時のかわいらしい姿をYouTubeで見ることができます。 http://jp.youtube.com/watch?v=UxiMhFthx3w YouTubeなのでリンク切れご了承ください。 No.31「愛の水中花」 ♪ 金色のレモンひとつ 胸にしぼってください わたしは愛の水中花 ♪ この歌は大好きでギターの弾き語りでも歌います(爆笑) 松坂慶子さんはご存知の通りに芸歴が長く、私が初めてその姿を見たのは再放送のウルトラセブン「第31話『悪魔の住む花』」(1968年TBS)が最初です。ウルトラセブンがミクロの世界(松坂さんの体内に居座る怪獣をやっつける話)で戦うのですが、小さくなったセブンが松坂さんの鼻から体内に入るというとんでもない設定でした(爆笑) 「これも愛 あれも愛 たぶん愛 きっと愛」 「だって淋しいものよ 泣けないなんて そっと涙でほほを 濡らしてみたいわ」 「ひとりぼっちの部屋の ベッドの上で ちょっとブルーな恋の 夢を見ている」 さすが歌詞をかかれた五木さん、素晴らしいです。十代の若いアイドルが歌うセンチでヤングな甘酸っぱい涙ではなくて、「大人の女の淋しい涙」が曲と合わさって素晴らしい楽曲に仕上がっています。 「乾いたこの花に 水をあたえてください」 「金色のレモンひとつ 胸にしぼってください わたしは愛の水中花」 ええ、ええ、私が絞ってあげましょう!(爆笑) 「愛の水中花」を歌っている松坂さんはこの曲の歌詞を理解していて、切ない感じが出ていて良いですね〜。 「だって悲しいものよ 酔えないなんて そっとあなたの胸に あまえてみたいの」 「そうよ人生なんて ドラマじゃないわ だから今夜はせめて 夢をみたいの」 いいですね〜。大人の女。 ところでこの曲はTBSドラマ木曜座「水中花」の主題歌で(1979年)松坂さんは主演されています。このドラマ、結構面白いですよ。五木さんはその原作者であり「愛の水中花」の作詞者でもあります。やっぱり作家さんは違いますね、短い曲の中にもドラマを挿入し、聞く人の想像をかき立てます。そのドラマの中でも設定で高級クラブ「レディ・ドール」という名前のバニーガール姿でおしげもなく美しい体を披露しています。ちなみに「レディ・ドール」は4名で松坂慶子、浅野温子、浅野理恵、伊藤明子という素晴らしいメンバー。全員バニーちゃんです(笑) その後松坂さんは「夜明けのタンゴ」、「赤い靴はいたみだらなこ」や「上海バンスキング」、「蒲田行進曲」とヒットを飛ばします。 そんなセクシーな松坂さんの「愛の水中花」はYouTubeで見られます。 http://jp.youtube.com/watch?v=_QNPBxSh-0c&feature=related(夜ヒットマンスリー) この時代の松坂さんって私より年下なんですね〜(爆笑) No.30「ルフラン」 ♪ 別れた今も あなたの名前 心の中で繰り返す ルフラン ♪ ノンちゃん。なつかし〜い! 井上望さんはNTB系列の「スター誕生」出身者です。1979年にこの曲「ルフラン」でデビュー。歌唱力もあり抜群のスタイルとコケティッシュな容姿でデビュー当初は間違いなくトップアイドルとしてばく進すると信じていました。80年が来るまでは。 80年に入り松田聖子さん、河合奈保子さん、そして柏原よしえちゃんなどがデビューしてすっかりと影を潜めてしまいました。82年まではある程度がんばってレコードを出していましたが鳴かず飛ばず。82年にアニメ「おはよう! スパンク」(月刊「なかよし」に当時連載していた漫画のアニメ化)の主題歌を歌いスマッシュヒットを飛ばしました。井上さんと言えば「ルフラン」と「スパンク」ですね。 「ルフラン ルフラン ルフラン ルフラン ルフラン」 「あなたの名前を呼んでいたわ コーヒー2つも入れた私」 「あなたはいないの おばかさんね 朝日の部屋には私だけよ」 「別れた今も あなたの名前 心の中で繰り返す ルフラン」 朝日の中、別れた彼氏のためにコーヒーを入れる女性、なんか「アンニュイ」なけだるい雰囲気が目に浮かびます。この題名にも使われている「ルフラン」ですが、これを効果的に歌詞の中に入れています。 別れた彼氏の思い出を「リフレイン=フルラン」しているってことですが、よくよくこの歌詞を見ると『スター誕生でデビューした新人かわいこアイドル』が歌う内容なのかな? と疑問になりますね、それもデビュー曲で(笑) 「別れた今も あなたの名前 心の中でくり返す ルフラン」 「愛していると さざ波みたいに 私はいつも くり返すルフランを」 ‥。よくよく考えたら70年代のB級アイドルって「歌唱力のある子に限っていわゆる『歌謡曲』風な曲を歌う」のがあるのかな? と思います。だって大場久美子ちゃん、榊原郁恵ちゃん、そして石野真子ちゃんなどは「アイドルっぽいかわいらしい明るい歌」を歌っていましたよね。なまじ歌が上手くて歌唱力があるとドラマチックな歌詞の歌を歌ってしまうのかなと思います。 「今でも愛はさめていないと 私はいつもくり返す ルフランを」 「ルフラン ルフラン ルフラン ルフラン ルフラン」 と最後まで別れた男を忘れないよと過去の思い出にすがりつく女性の歌なんです。でも何で別れたのかな? この歌詞の中では「ルフラン」しているだけで執念深い訳でも無いし(ある意味非常に執念深いけど)明日に向かってGO! でも無いですよね。 そういえば下記にリンクしているYouTubuの(新人レース)のテロップで「趣味:機械いじり」って出ているのですがどういう事? 目覚まし時計分解したりするのが好きなのかな? (爆笑) たしかデビュー当初のプロフィールには『趣味:スポーツ(卓球、バレーボール)/音楽(フォーク)』って書いてあるのだけど‥。 さて、アイドル歌手としてはスマッシュヒットで終わってしまったのですが実は最近も活躍しているのですよ。ビージーフォーの「モト冬樹」さんのお兄さん「エド山口」さんと結婚されて2人のお母さんをしています。 http://jp.youtube.com/watch?v=LVtX91t2RXI&feature=related (新人レース) No.29「恋は、ご多忙申し上げます」 ♪ "Only You" ときめきBusy 2人だけは 愛・視点・ルール ♪ 原由子さんは私が女性アイドル歌手以外で初めてLPを購入した女性アーチストになります。サザンオールスターズのメンバーの原さんの4枚目のシングルレコードで(1枚目は1981年4月21日発売「I Love You はひとりごと」なんですが当時放送禁止曲になってしまいました)オリコンやザ・ベストテンにもランクインするヒット曲となりました。サザンの時はキーボードを弾きながらコーラスをしていますが、ソロ、特にこの「恋は、ご多忙申し上げます」はハンドマイクを持ち、セットの前で歌っていました。特にTBSザ・ベストテンでは変なセット(原さんの周りをムキムキマンが取り囲んでポージングをするなど)などなかなか印象に残る曲でもあります。この時期はドーナツ盤やLP盤からCDに変わる時期で、「恋は、ご多忙申し上げます」の収録されている2枚目のアルバム「YOKOHAMADULT YUKO HARA 2nd」(1983年発売)は最初からLPとCD両方で発売されていました。(もちろん私はLPで購入!) 「夏の終わりはいつでも 気がかりなまま 秋の色かな」 「遊び疲れた体に 彼のにおいが まだ生々しい」 原さんのなんとも言えない声や歌い方が「横浜」と「湘南」を連想させてとても耳に気持ちが良いです。この頃の桑田さんの詞はとっても素敵です(って、今でもすごいですが、「すごい」と「すてき」は私は違うと思っています) 「"Only You" ときめきBusy」 「あなただけを 愛・視点・ルール」 「Love Me Do 互いにプレッピー 公私ともに Life is Busy☆」 なんですねぇ~。この「愛・視点・ルール」の語呂合わせが天才的です。桑田さんは本当に言葉遊びが好きで歌っているときは分かりませんが歌詞を書き出してみると興味がつきません。(ドッカカラモッテキタヨウナ、ダレカサントハチガイマスネ・爆笑) 「こんな気持ちは そうよ MOTOWN」 もた~ん、をMOTOWNと引っかけているのですね。憎いなぁ。 「恋人を思えば 秋風が吹く」 「彼のことが 今もわすれられない」 と台詞で終わるところが憎いです。 この曲が収録されているLPは「YOKOHAMADULT YUKO HARA 2nd」なんですが、このLPの最後の曲「ヨコハマ・モガ」(作詞、作曲、編曲「恋は、ご多忙申し上げます」と同じ)はシーナ&ザ・ロケッツの鮎川誠さんとデュエットしているのですがとっても素敵な曲で3枚出しているLPの中でも私はとても出来がよいLPだと思います。今でもCD売っていると思います。ぜひ聞いてください。 原さんは1981年から1983年までコンスタントにシングルを発表し、しばらくあいて1987,88,89,91年とほぼ1枚ずつ発表しています。実は意外と出しているのですよね。最近でも風味堂などとコラボもしているし、サザンが今年いっぱいで休業なのでこれからの活躍がとっても楽しみです。 そんな原由子さんの「恋は、ご多忙申し上げます」はYouTubeで聞けます。 No.28「ゆ・れ・て湘南」 ♪ ゆれて 湘南ロード ひとり レモネード飲む 君が好きだった Hold Your Hand ♪ 石川さんはシブがき隊、早見優、松本伊代、小泉今日子、そして中森明菜と同期の「花の82年組」で80年代を飾ったヤングアイドルでした。デビューのきっかけは「ヒデキ(西城秀樹)の弟・妹募集オーディション」で合格(第1回目の合格者は「河合奈保子」で石川さんは第2回目の合格者でした)1982年4月21日に「妖精時代」(作詞:松本隆、作曲:小田裕一郎、編曲:萩田光雄)でデビュー。この「ゆ・れ・て湘南」は石川さんの2枚目のシングルで「ビートルズの曲の歌詞や題名を入れた」最初の歌です。当時「芸能人水泳大会」や「芸能人運動会」などが年に数回あり、石川さんは抜群のスタイルと健康的な色気を惜しげもなく披露し、当時の少年達を釘付けにしました(笑) 後にその地位は「国生さゆり」に譲ります。 「サヨナラって夏の海に 夕陽が言う 淋しさの背中に頬寄せて」 「きれいな涙が歌うよに 海を見てたね My Little Girl」 歌詞を読むだけで情景が浮かぶのはさすがに松本さんの歌詞です。 「ゆれて 海岸ロード 走るバックミラーに 映る江ノ島さ Please Please Me」 「ゆれて 海岸ロード ひとりレモネード飲む 君が好きだった Hold Your Hand」 と、歌詞の中にビートルズの曲名が入ってたり「涙のペパームーン」や「バイ・バイ・サマー」などのように「言葉遊び」が多いのも石川さんの初期のシングルの特徴でもあります。 「サーブボード抱えながら 人が渡る 重そうな青春抱きしめて」 「愛して疲れたボクたちの 横顔みたいさ My Little Girl」 ここの歌詞、とっても好きです。ところでこの「ゆ・れ・て湘南」は石川さんが「ボク」=「男の子」として歌っているのですね。石川さんの容姿はかわいらしくて、ミニスカートなどで健康的な色気を感じる少女なんですが歌の中で「ボク」と言っても何の違和感もなくてよけいに可愛らしさが強調されていると私は思いました。 前々から思っていたのですが、石川さんはおニャン子クラブ会員番号18番:永田ルリ子さんに似ていますね。おニャン子は85年から87年に活躍したアイドルグループなんですが、番組で見た瞬間に「似ている!」と思いました。ルリ子さんが石川さんに似ているって言い方が正しいか(笑) 1990年にシブがき隊の薬丸さんと結婚されたのですが、これが計画結婚だったのです。アイドル同士の付き合い、結婚はタブーであり、二人ともまだ現役アイドルでした。なので薬丸さんが「中絶出来ない時期まで秘密」にして、妊娠8ヶ月で発表したのだそうです。しっかりしてるね~。 そんな石川さんのかわいらしい歌う姿はYouTubeで見られます。 http://jp.youtube.com/watch?v=UHubX_pcH7Y(音楽祭) いやあ、本当に可愛いなぁ~。
No.27「避暑地の森の天使たち」 ♪ Love Me 4人で交際(じれったい) Kiss Me 2vs2だけど ワ・り・キ・れ・ナ・い・ノ・よ ♪ おニャン子クラブが解散するまでに出したLPは8枚あり、その3枚目「PANIC THE WORLD」(2枚組で1枚目がオリジナル、2枚目がソロ組含むベスト盤)の1枚目の5曲目に収録されているのがこの「避暑地の森の天使たち」です。 LP「PANIC THE WORLD」は「おニャン子クラブ」として歌うのではなくて数人のユニットで歌う曲が多く、名曲ぞろいです。このLPのジャケットは「スクールバスに乗っているおニャン子」をイメージして撮影されているのですがなぜか「ゆうゆ」だけ痛いぐらい「切り貼り」(卒業写真を欠席した時に丸く貼り付けている写真)目立つ合成が話題になりました(爆笑) 「ん? いじわるね ビショ濡れよ」 「澄み切ったロッジの風 木漏れ日のウインク よくメンドクさくないね また、洗車してる」 「水しぶき わざとホースの先を 私に向けたの」 出だしは美奈代ちゃんから始まり、かわいらしい3人が歌う姿はまさに天使です! 「Love Me 4人で交際(じれったい) Kiss Me 2vs2 だけど ワ・り・キ・れ・ナ・い・ノ・よ」 「You Know? あたしもあの子も(あなたなの) You Know? 彼は人数・ニ・は・イ・ら・ナ・い・ノ・よ」 「ねぇ シーズンね 避暑地の森の天使たち」 この「ワ・り・キ・れ・ナ・い・ノ・よ」という歌詞は美奈代ちゃんと満里奈さんがひと文字ずつ歌うのがとても新鮮でした。(カッコ)内の台詞は富川さんが担当でした。こんな風に3人の容姿にもぴったりでかわいらしい綺麗な歌詞は「秋元氏」ではなくてやっぱり「麻生圭子」さんでした(笑) 「Kiss Me 4人で交際(遅れてる) Kiss Me 2泊3日のバ・か・ン・す・ナ・の・ニ・ね」 「You Know? 女の子の友情は(カルイのよ) You Know? きにしないでど・チ・ら・カ・え・ラ・ん・デ」 「ねぇ わたしだけ いじめるの 何故 期待しちゃう」 とまあ、女の子の方が積極的なんですね。男は黙ってテニスと洗車(爆笑) しかし、2泊3日もして何もしない男ってどういうこと? 本当はこの男の子2人ができてたりして‥(爆笑) 「Kiss Me このまんまじゃ な・ツ・は・オ・わ・レ・な・イ」 「You Know? クルマなんかより(失礼よ)」 「You Know? わたしだけにきょ・ウ・み・ヲ・み・セ・て・ヨ」 と、最後の最後まで女の子には手を出さずに終わったようです(笑) そんなかわいらしいティ〜ンの3人が歌う「避暑地の森の天使たち」はYou Tubeにあります。
♪ 水着の下の ココナッツミルク あなただけが飲んでいい ♪ 前々回に「江戸真樹」ちゃんというちょ〜マイナ〜(私として超B級アイドルの位置にいますが‥)アイドルを紹介してみんなから「???誰???」というお言葉を頂きました。なのでもう少し皆さんが知っていると思うアイドルグループ「チェキッ娘」内のユニット『NEOちゃっきり娘』の2曲目を紹介します。 チェキッ娘はID21番まであり、20名メンバーがいました。(ID008:吉岡恵理子さんは失格、除名欠番になっています)フジテレビのプロでユーサー水口氏(夕やけニャンニャン当時、水口氏はADだったのはファンの人は誰でも知っていました)が「平成版おニャン子」を企画し、しかし予算がつかず棚上げになっていました。そこにセガ・ドリームキャスト(なつかし〜)を売るために外部取締役としてあの秋元氏を抜擢したのを水口氏が見逃さず(笑) 総額100億円と言われる一大プロジェクト(その内、秋元氏のギャラが80億円と言われていた)に「ドリームキャスト提供」「秋元康事務所」協力の夕方バラエティ番組「DAIBAッテキ!!」が始まり、その番組内アイドルユニットとして番組内でオーディションで集まったのが『チェキッ娘』でした。本当に平成版おニャン子ですね。 当時「モーニング娘。」と「チェキッ娘」は似た雰囲気があり、どちらがどちらかが分からないときがありました。まあ、1年後には大差が付きましたがね(爆笑) 「あぁ アニマルで アニマルで 愛してよ ノーマルも花マルも もの足んない」 「宇宙人に記憶 消されちゃうみたいな 衝撃の真夏につれてって」 凄い出だし(笑)当時は底の厚い靴が流行っていて、15cmはあるかと思えるほどのサンダルを履いて踊って歌っていました。 「おいしい恋は はやめに食べて 夏は賞味期限が短いの 水着の下の ココナッツミルク あなただけが飲んでいい」 「Ah お昼寝してるワンピのすそを ダメ! エッチな南風がくすぐる 子供な大人になりたいの 変えてくれなきゃヤダヤダ!」 おニャン子時代は「セーラー服を脱がさないで!」と言っていたのですが平成の女子高生は自分から「♪ 誘って、さそわれぇ〜て〜 ♪」(By 本田美奈子)なんですね。やっぱり時代が違うなぁ。 「マニュアルな二人にはなりたくない‥」 「ラテンな気分でチャレンジPi!」 「燃えない恋は 火曜に出して リサイクルしたいけど キュンとなる」 「涙こぼれる ヘクトパスカル 雨マークの夏になる」 ‥‥‥と、歌詞も平成ルーズソックス厚底サンダル女子高生なんですがこれ、「高橋研」さんが作詞しているのですよね。凄いの一言。だって高橋さん、あなたいくつよ〜!(爆笑) チェキッ娘はドリームキャストの販売不振から1年で番組は終わってしまいました。なのでメンバーは番組終了と同時に「卒業」し、現在芸能界で仕事をしているのは5名程度。その中でもID006:熊切あさ美(現在くまきりあさみ)さんだけがかろうじてTV番組で見ることができます。 企画はとても良かったと思いますが「番組囲い」で「フジテレビ所属」ではあまり他で活躍できず、あっさりとモー娘。と大差ができました。私は当時チェキッ娘を選んで応援したのですが悔いはありませんよ(爆笑) 久志麻理奈さん、私はファンです(自爆!) で、YouTubeで検索したのですが残念ながら「アニマルサマーの夏が来る!!」はありませんでした。但しカップリングの「最初のキモチ」がアップされているのでこちらで今は無き『チェキッ娘』を堪能して下さい。本当に「アニマルサマーの夏が来る!!」は名曲なんですよ! (「カップリング曲」 ドーナツ盤レコード時代はA面、B面という体裁でしたがCDシングル、「2曲入れ、あとの2曲がカラオケ」という現在の形になり(マキシシングル)A面B面という区別が無くなりました。なので昔で言う「両A面」という扱いで考えています) http://jp.youtube.com/watch?v=StUEX2huRgA No.25「夏のお嬢さん」 ♪ アイスクリーム ユースクリーム 好きさ ♪ 70年代後半にデビューした榊原郁恵さん、大場久美子さんとコンビを組んで一大センセーションを巻き起こしました。お上品なおねえ様風の大場さんに太陽のような明るさの榊原さん、本当に輝いていました。 「チュウ チュウ チュチュ 夏のお嬢さん」 「ビキニがとっても似合うよ 刺激的さ クラクラしちゃう」 歌っている郁恵ちゃん、明るくて可愛くてこの「夏のお嬢さん」=「郁恵ちゃん」がおのずと想像できます。この曲も『男の子』から「ビキニが似合うお嬢さん」を見ている歌なんですね。 「アイスクリーム ユースクリーム 恋する季節」 「ビーチ・パラソル低くしてかくれろ」 「アイスクリーム ユースクリーム 好きさ お嬢さん お嬢さん」 「Iスクリーム Youスクリーム」なんですね(笑) 初めて聞いたときはピンと来ませんでした。月刊明星の付録「YounSong」の歌詞で「あぁ、そういう意味か!」と納得しました(爆笑) 1980年過ぎごろまでアイドル歌手としてがんばっていた郁恵ちゃん、その後は大人っぽい曲とTVドラマで活躍し、1984年のTVドラマ「風の中のあいつ」で競演した「渡辺徹」さんと結婚しました。郁恵ちゃんが渡辺さんと知り合ったときはすでに渡辺さんは太り気味で(爆笑)結婚後は相撲取りになっていました。(渡辺徹さんのブレイクしたTVドラマはご存知「太陽にほえろ!」ですが、初登場の時はすらりとしたモデルさんだったのが殉職シーンではすでにお相撲さんになっていました。現在はダイエットして少しは痩せているかな) そんな郁恵ちゃんもお子さん2人のお母さん。今でも現役でTVで活躍しています。 http://jp.youtube.com/watch?v=X9yu4oUzXvQ No.24「I Love あのコ・夏のMaki」 作詞:谷穂ちろる 作曲:山梨鐐平 編曲:かしぶち哲郎 歌:江戸真樹 1986年7月23日発売 トーラスレコード ♪ いざとゆーとき マツ毛が ブ・ル・ル バカね 内気は Makiに似合わない ♪ う~む、これはヤバイかも知れない(笑) 「夏休みだもん ハートが ウ・フ・フ」 「恋の宿題 早く済ませちゃお 水浴びだけじゃ つまんない」 「知らんぷりing しないで お・ね・が・い・よ」 ……。この歌を歌う江戸さんはもう、危ないぐらいロリータですが、私はこの歌詞を書いた谷穂さんがこわい(爆笑) 『知らんぷりing』って…、私には絶対に書けません! 「I love you あのコ・スキスキ(ここにハートマークがはいります)」 「夏のMakiは カ・ゲ・キ!? でしょしょ」 う~む。ここまで自己紹介する歌ってありましたっけ? こんな感じで最後まで突っ走ります。でも歌っている江戸さんはもう、とっても美少女で可愛いです。歌手なんかにならないでマスコットガールで行けばもうちょっと芸能界で生きて行けたかもしれません。 江戸さんはセカンドシングル「右上がりの初恋」をリリース後にホームシックのストレスで激やせ(って、最初からスリムでしたのでよっぽどひどかったらしいです)して、翌87年1月に「ヤンヤン歌うスタジオ」(東京ローカル当時の「東京12チャンネル」現在「テレビ東京」)で引退しました。当時は「おニャン子」全盛期だったのでもう「作られたアイドル」より「等身大の隣の席にいるようなアイドル」にシフトする時期。86~87年のアイドルは結構苦労したと思います。しかし江戸さんはスカウトからわずか1~2ヶ月で和歌山県から単身上京、CM撮影、歌手活動と、もう少しスタッフが大事にしてあげれば激やせ>引退にはならなかったと思います。 三原順子さんのファーストLPの曲の中に そんな江戸真樹さんのかわいらしい「くちパク」(大爆笑)で歌う姿がYouTubeにありました。これ、録画していた人凄いね! http://jp.youtube.com/watch?v=ylwCPvsquC4 No.23「ふたりの愛ランド」 作詞:チャゲ・松居五郎 作曲:チャゲ 編曲:平野孝幸 歌:石川優子とチャゲ 1984年4月21日発売 YAMAHA MUSIC FOUNDATION ♪ 誰もいない渚へ 誘われたなら 水着の跡さえ あなたしだいね ♪ 石川優子さんは70年代から始まった「2大素人バンドコンテスト(笑)」(ポプコンとつま恋ね)のヤマハ主催のポプコン(ポピュラーソングコンテスト)出身です。1978年に出場、その時注目されて79年に「沈丁花」でプロデビューしました。3枚目のシングル「クリスタルモーニング」がコルゲントローチのCM曲として使用され(本人出演)スマッシュ・ヒット。その後、1981年に発売した「シンデレラ・サマー」が大ヒットして一躍有名になりました。 「夏が噂してるわ あなたのことを ピンボールみたいで 気がおけないの」 「小麦色に灼けている おまえのせいさ 風のない都会を 忘れてみないか」 ここは石川さんとチャゲのソロパートになり、相手に対して問いかけるような仕草で歌っていました。ちなみに当時は正面見て左側にチャゲ、右側に石川さんで(ピンクレディーで言えばミーがチャゲ、ケイが石川さんです。<う〜む、なんてわかりやすい例だ・爆笑)チャゲはスタンドマイクの上だけを持って歌っていました。 「夏 夏 ナツ ナツ ココ夏 愛 愛 アイ アイ 愛ランド」 「翔(と)んで 夏 シマシタ」 このサビの部分は当時も「ちょっとベタやなぁ〜」という気がしていました(笑) 「夏 シマシタ」という所、「なつ しましま〜ぁ」って聞こえませんでしたか? (大爆笑) 私だけか。 「誰もいない渚へ 誘われたなら 水着の跡さえ あなたしだいね」 という所、当時はそのまま何も考えずに歌を聞いていましたが結構やらしいですね(笑) 「すっぽんぽんかぁ!!」 さて、チャゲ&飛鳥の方は数年前に長期休業に入り別行動になり2007年から再結成。石川優子さんは1990年に歌手引退しDJや映画評論などをしていましたが1994年に結婚されて現在は芸能界にはいません。(きっと引退とは違うと思います。TBSザ・ベストテンの「年末特別番組」などに出演したりしますので) そんな「石川優子とチャゲ」(これ、よく考えたらもっと何かユニット名つけても良かったんじゃないかな・笑)の『いかにも80年代の風貌』で歌っている2人の勇姿がYouTubeにありました。夜のヒットスタジオのビデオを楽しんでください。 http://jp.youtube.com/watch?v=UHxcGJ_ef0s&feature=related そして、こちらがTBSザ・ベストテンの映像です。歌詞間違えたチャゲが面白いです。って、チャゲの短パン&白靴下が爆笑です。 http://jp.youtube.com/watch?v=ko2bCNY-4j8 No.22「雨」 ♪ 雨は冷たいけど ぬれていたいの 思い出も涙も 流すから ♪ 「清純派アイドル」消滅の後、1980年代後半から1990年初期に大活躍した、アイドル歌手としては異色の「元祖オタクアイドル」森高千里さん。1986年にポカリスエットのCMオーディションに合格してスカウトされました。(それからしばらくは「三井のリハウス」と同じく「ポカリスエット、ヒロインオーディション」ってのが続きました)歌手デビューは「NEW SEASON」(1988年3月25日発売)で、「つんとした雰囲気でパーカッションを叩きながら歌う」アイドルとしては異色のスタイルでのデビューでした。 「ひとつひとつ 消えてゆく雨の中 見つめる度に 悲しくなる」 「傘もささず 二人だまっているわ さよなら 私の恋」 森高さんは曲先歌詞後の作り方をするそうです。松浦さんの曲に付けた森高さんの歌詞はちょっと字余りぎみの所もありますが中々上手いです。情景が浮かびますね。これが「秋元氏」だと傘を回したり、欄干に掛けるのですね(笑) 雨も「空のあやとり」になります(爆笑) 「思い切り泣いて 強く 抱かれたいけれと 今の私は 遠すぎる あなたが」 この歌詞ですが『今の私は 遠すぎる あなたが』の「遠すぎる あなたが」で、「が」で終わっているのです。私があなたから「遠い」のではなくて「あなたが 遠すぎる」のですね。ううむ。普通なら「あなたが 遠すぎる」ですよね。狙ったのか字余りでこうなったのか、どうなんでしょ? さて、この「雨」ですが曲だけ聞いていると「しっとりとした森高さんが雰囲気を出して歌う」イメージですが下記のYouTubeを見て分かるように「サービス精神全開!」で惜しげもなく美しい足を見せてくれます。 http://jp.youtube.com/watch?v=S6Dh5Q1NfYM No.21「夏色のナンシー」 ♪ If you love me 夏色の恋人 If you love me 夏色のナンシー 去年とはくちびるが違ってる… ♪ 元祖バイリンギャルの早見優さん。花の82年組です。この年から85年までは続々とアイドルがデビューした時代で、特に82年組には「堀ちえみ」ちゃん、「松本伊代」さん、「シブがき隊」、「小泉今日子」さん、そして「石川秀美」ちゃんと個性的なアイドルがデビューした年でもありました。 さて早見さんはハワイの三越で「サン・ミュージック」にスカウトされて単身帰国しました。1982年4月に「急いで!初恋」(資生堂 バスボンヘアコロンシャンプーのCMソング「恋コロン、髪にもコロン、ヘアコロンシャンプー」という台詞、懐かしいですね)でデビュー。この頃は顔も浅黒くていかにも「ハワイ育ち」でした。英語が堪能でシングル2曲目の「Love Light」では英語歌詞と日本語歌詞両方発売していました。シングル3曲、4曲目の曲が何故か「演歌調(笑)」の歌でアイドルとしては地味な扱いを受けていましたがシングル5曲目の「夏色のナンシー」(コカ・コーラのイメージソング)でブレイク! オリコン7位まで行き、TBSザ・ベストテンにもこの曲から入るようになりました。 「恋かな Yes! 恋じゃない Yes! 愛かな YES! 愛じゃない 風が吹くたび 気分も揺れる そんな年頃ね」 「You&me splashing along the beach Summer time Only two of us along the beach Summer time」 テンポの良い始まりで、コカ・コーラのCMでもこの曲最初が使われていました。自転車を漕ぐ早見さんに水まきのホースから出る水しぶきを笑いながらくぐる場面が「夏の少女」の早見さんにぴったしな映像でした。そして英語の歌詞。 「If you love me 夏色の恋人 If you love me 夏色のナンシー 去年とはくちびるが違ってる…」 早見さんはハワイでは「キャッシー」と呼ばれていて、この「夏色のナンシー」も最初は「夏色のキャッシー」で作詞していたそうですがゴロが悪かったので「ナンシー」に変更になったそうです。 なお、年末の「新人賞」はシングル3曲目の「アンサーソングは哀愁」という曲で勝負し、最優秀は取れませんでしたが「新人賞」は獲得することはできました。(最優秀は前に書いたとおり、この年はすごかった。ちなみに日本レコード大賞最優秀新人賞は「松本伊代」さんと「シブがき隊」が獲得しました) その後、早見さんはロック調のノリの良い曲でヒットを連発。コーセー化粧品のCMソングなどを結構数曲歌っていました。TVやラジオでも活躍し得意の英語を使った「早見優のアメリカン・キッズ」(早朝の日テレ(関東地方)で放映、人形の「ガリソン」くんがおおボケで可愛くなかった(爆笑)って、憶えていますか?)が有名ですね。 じつは早見さんは屋上イベントで握手&サインをもらったことがあるのです(笑) http://jp.youtube.com/watch?v=zME4quVVyEQ No.20「心もJUMPして! 夏のイントロ」 ♪ はずむおしゃべりにいつか ヴァニラシェイクもとけてく ♪ 福永恵規さんはおニャン子クラブ会員番号11番で番組第1回目のその前、「オールナイト・ニッポン女子高校生スペシャル」に出演し、同じおニャン子クラブ会員番号8番:国生さゆりさんと「夕やけニャンニャン」にスカウトされました。う~む、なんだかおニャン子メンバーばかり続きますね(笑) 「風のInvitation」(作詞:秋元康、作曲:後藤次利)でデビュー、「夏のイントロ」はシングル4作目(ポニーオリジナルビデオ「プロジェクトA子2」主題歌)であり福永さんのラストシングルでもあります。 「恋人達でにぎわう 通り沿いにあるダイナー」 「あなたの姿 ふいに見つけて 声かけた昼下がり」 作詞、作曲の竹内まりやさんはアイドル系の曲を83年あたりから手がけるようになり、福永さんが歌う「夏のイントロ」の英語歌詞部分の歌を聞いて「英語らしい発音で良い感じ」と褒めていました。 「ほんとはずっと好きだったこと 初めて打ち明けるわ」 「ラジオの音が大きくて 聞きとれないよと 私の顔をのぞき込む ポロシャツのあなた」 ここの歌詞、う〜む、大好きです。福永さんの雰囲気とばっちり合っていて映画やCMのワンシーンのようです。初夏のオープンテラスのカフェで向かい合う二人。「好きだったのよ」と女の子から打ち明けるけど「ラジオの音」や「初夏の眩しい光」で聞き取れないでさわやかな笑顔で答える男の子の様子が目に浮かびます。 福永さんは実は本もだしているのですが、いわゆる「タレント本」ではなくて『ソウルへ行く飛行機の中で読む本(到着直前ガイド)(扶桑社)』という旅行本を出しています。あの時期に「ソウル」なんてちょっと珍しいですね。当時まだ日本語の歌を放送してはいけない時代で「少女隊」がソウルで日本語で歌を歌ってニュースになる時代でした。 そんな福永さんの姿はYouTubeで見られます。が、シングル3曲までしかありませんでした(泣)しかし止め絵ですが「シングル4曲お楽しみ」動画があったのでこちらで「夏のイントロ」をお楽しみ下さい。 No.19「あじさい橋」 ♪ 渡れる 渡れない ふたりが名付けた橋 渡れる 渡れない ああ あじさい橋 ♪ おニャン子クラブ、会員番号17番城之内早苗さん。前回と同様おニャン子出身で演歌歌手です。CX系帯番組「夕やけニャンニャン」番組内の「ザ・スカウトアイドルを捜せ!」というコーナーでスカウトされました。ちなみに城之内さんの前に合格したのは「高井麻巳子」さん、その後は「永田ルリ子」さんという番組上もっとも人気のあったメンバーの間にスカウトされました。中学2年生の時に東京12チャンネルとCBSソニー主催の「全日本演歌選手権」に出場をきっかけでスカウト。その後、おニャン子クラブに入会となりました。 「あの人とこの橋の あじさいの花」 「遠くにゆっくりと 梅雨が来て 空からそっと投げた 絹の糸の雨」 作曲者(作詞者も)は後に美空ひばりさんの名曲「川の流れのように」を担当する見岳さん。メロディラインは美しくて「ニュー演歌」っぽくて良いです。が、歌詞はいつもの秋元氏の「ぱくり歌詞」(爆笑) 「渡れる 渡れない ふたりが名付けた橋 渡れる 渡れない ああ あじさい橋」 「小さなこの傘を 開いたまま 欄干に立てかければ 思い出の花」 この曲で「欄干」という漢字と意味を憶えた人もいるのではないでしょうか(爆笑) 二人で名付けた橋の名前が「あじさい橋」で、小さな傘を「あじさいの花」=「思い出の花」としているのですね。いつも2人で佇んでいた「あじさい橋」梅雨が来て「絹の糸」のような雨が今は「いつのまにか 涙になった」 う~む、都会へ出て行った「あの人」、結局戻ってこなかったという悲しい恋の終わりの歌なのです。 ところで城之内さんの大叔父さんは元ジャイアンツ、ロッテに所属していたプロ野球選手なんですね。このことは夕ニャン番組内でも言われていました。夕ニャン最初の方から解散時まで所属し、現在でも演歌歌手として活躍している城之内さん、当時会ったことのあるおニャン子でもありました(爆笑) 城之内さんはソロデビュー時に「ソロになっても『ニャンギラス』のような色物系でデビューさせられる」と思っていたようでこの「あじさい橋」という名曲をいただいて本当に嬉しかったようです。 城之内早苗さんの「あじさい橋」YouTubeにあります。 http://jp.youtube.com/watch?v=lLKMOMxTHO0 TBSザ・ベストテンには11位までしか行きませんでしたがNET「歌のトップテン」には入りました。その時の様子をお楽しみ下さい。 No.18「アマリリス」 ♪ わからない 今日の私が 何故 あなたを 遠く見てるの ♪ おニャン子クラブ、会員番号29番の渡辺美奈代さん。もともとジャパン・アーティスト・オフィスで歌のレッスンをしていて、校内オーディションでCBSソニー(当時)にスカウト。その後ニッポン放送「三宅裕司のヤンパラ」でイメージ・ガールオーディションで同じく会員番号28番の横田睦美さんとともに合格。(これは夕ニャン合同企画なので「合格」=おニャン子メンバーでした) 夕やけニャンニャン中期から末期まで、後で加入した「渡辺満里奈」さんとともに「W渡辺」と言われ主になるメンバーでした。 「きらきら 真夏の雨 緑をにじませてく あなたの傘 抜け出して」 「平気よ 濡れたってと 無邪気に ごまかすのよ 子どもだと 笑わせて」 本来は「真夏の雨」なんですが、私には「梅雨の晴れ間の出来事」に感じます。この曲は秋元氏が詞を提供していなくてやはりちょっと今までの美奈代さんの歌とは系統が違います。それまでピコピコ音楽にかわいらしい少女だった美奈代さんがこの曲でちょっと大人になった気がしました。(いろんな意味で・爆笑) 「わからない 今日の私が 何故 あなたを 遠く見てるの」 「わからない でも何ひとつ 私だけが みんなと違う」 真夏の雨の中、キラキラした雰囲気の中で少女だけが「彼との別れの予感」を感じているのでしょうか。当時、美奈代さんに歌唱指導していた人は「曲のイメージを膨らませて、自分自身で解釈しなさい」と言われていたようで美奈代さんは「別れた」と感じて表現していたと聞いたことがあります。 さて、おニャン子クラブが解散してからの美奈代さんは意外と名曲を歌っています。鈴木慶一さんと組んだアルバムは必聞です。バラエティや司会、そしてドラマなどに出演し結婚。2時間ドラマ、鶴太郎さんの妹役で見ることが来ます。去年、久しぶりに歌を歌っている姿を見たときはちょっぴり嬉しかったです。現在は女優をしながら名古屋にある自分のネイルアートのショップを経営しています。 渡辺美奈代さんの「アマリリス」、「夕やけニャンニャン」番組内で歌っているのより「夜のヒットスタジオ」で歌っている方がフルバージョンなのでそちらをお楽しみ下さい。
No.17「夏が来た!」 ♪ 季節が僕の背中にやきついて 白いサンダルが似合うようになったら 今日はそうだよ少しだけ 大人のふりしてみよう ♪ 今まで色々なアイドル歌手を「ファンでした!」と言いましたがこの「キャンディーズ」が僕にとって、本格的に意識したグループ・シンガーでした。ランちゃんこと「伊東欄」さん、スーちゃんこと「田中好子」さん、そしてミキちゃんこと「藤本美紀」さんの3人によるアイドルシンガーで、私はスーちゃんが好きでした。デビュー曲「あなたに夢中」から4曲目の「なみだの季節」までスーちゃんがセンターで歌っていましたが以後「わな」でミキちゃんがセンターをとる以外すべてランちゃんがセンターで歌っていました。ただ、キャンディーズは曲によって主旋律を歌う人が変わっていたので「センター=メインボーカル」という図式には当てはまりませんでした。 「砂の上に髪をひろげて ねころんで夢を見て」 なんとも印象的なさびです。そのまま読んでもポエムのようです。 「季節が僕の背中にやきついて 白いサンダルが似合うようになったら 今日はそうだよ少しだけ 大人のふりしてみよう」 この歌詞とても好きです。私が小さかった頃の夏、暑い風が吹いていて、それも公園。セミが鳴いて凄く太陽が高いのに公園には誰もいない。そんな小さな頃の経験をなぜだか思い出しました。この曲が流行っていた時期ではないのにこの歌詞と思い出がシンクロしているのです。 この曲は面白いことにサビの部分「砂の上に髪をひろげて…」という所は女の子を歌っていて、「季節が僕の背中に焼き付いて…」という出だしは男の子の事を歌っているのですよ。う〜む、やっぱり作詞の穂口雄右さんは天才だ! 当時は後でデビューした「ピンクレディー」と2大女性グループとして大活躍時代で、TBSザ・ベストテン第1回目では1位が「ピンクレディー:UFO」で、2位が「キャンディーズ:わな」という順位からも当時の人気がわかります。と、言うことはキャンディーズはザ・ベストテンという歌番組には「わな」と「微笑みがえし」だけがランクインだったのですね、フムフム。(「つばさ」は除く) 「夏が来た!」の動画はYouTubeにありましたがなんと「みごろ!たべごろ!笑いごろ!」のコントシーン付きがありました!これで歌とコントを存分に楽しんでください。それにしても白の衣装が可愛いですね。 No.16「蒼いフォトグラフ」 ♪ 一度破いて テープで貼った 蒼いフォトグラフ ♪ 1980年代のビッグアイドル松田聖子さん。80年組の代表アイドル歌手でもあります。同期には田原俊彦(トシちゃん)さん、河合奈保子(ナオナオ)さん、柏原よしえ(よしよし)さん、浜田朱理さん、EPOさんなどそうそうたる顔ぶれでした。この80年組から毎年のように○○年組という名称でアイドル歌手が誕生していきました。当時「スター誕生」(後期)、「ホリプロスカウトキャラバン」、そして「西城秀樹の妹」などなどアイドル登竜門となる番組やオーディションがたくさんあり、民放もごそってゴールデンタイムで放映していました。 「光と影の中で 腕を組んでいる 一度破いてテープで貼った 蒼いフォトグラフ」 う~む、素晴らしいですね。さすが松本さん。某秋元氏のようにどっからか持ってきた綺麗な言葉を並べただけじゃない、歌詞を読んだだけでも情景が想像できます。当時の1番輝いていた(と、私は思っています)聖子ちゃんにぴったしの歌です。メロディも美しいしさすが才能のある人は違いますね。 「いつかどこかで逢っても 変わらないねって 今の青さを失くさないでね 蒼いフォトグラフ」 写真の色が変わっても、私達は変わらず蒼いままでいましょう。ということはやっぱり別れた2人なんですね。こうやって考えていると両A面もう一方の「瞳はダイアモンド」の方は「悲しい別れの思いで」ですが「蒼いフォトグラフ」はお互いに別れても良い思い出にしましょう。というちょっと前向きな歌なんですね。両方聞き比べるととても面白いです。 さて、この曲はYouTubeでは歌っている姿はありませんでしたが止め絵(聖子さんのシングルジャケット紹介)と「蒼いフォトグラフ」が流れているのを見つけました。曲を楽しんでくださいね。
「新緑に萌え萌え!!」特集2 ♪ パナマのシャポー ちょっぴりじらして フワリ舗道に 落ちてみたり それから のぼったり ♪ おニャン子クラブ会員番号4番「新田恵利」さん、意外とタイアップ曲が多かったの知っていましたか? 「しるか!」と言われそうですね(爆笑) 新田さんがおニャン子クラブ在籍中(卒業前)は全ての曲が番組内で歌われていたので夕ニャンのタイアップは除外して、デビュー曲の「冬のオペラグラス」はCX系TV「なるほど!ザ・ワールド」のエンディングテーマ。シングル5曲目「若草の招待状」はCX系世界名作劇場「愛の若草物語」テーマソング。(これには逸話があり、カルピスお子様劇場(後にハウス劇場)という、名作を生んだ番組枠のアニメソングを歌ってしまい、あまりに下手でクレームが付いて早々に差し替えられた。という本当ともウソとも取れる話。ちなみに「高見沢俊彦」が曲を提供しています。)そして今回取り上げた曲、シングル6曲目「サーカス・ロマンス(B面:パナマのシャポー)」は東宝映画「ラッコ物語」のイメージソングでした。じつはこの「サーカス・ロマンス」もとんでもない歌なのですが意外と私は好きでよくギターで歌っています(笑) さて、「パナマのシャポー」はその「サーカス・ロマンス」のB面曲で、AB面共に作詞「秋元康」作曲「小林亜星」という力の入れようでした。映画の主題歌だから当たり前か(笑)新田さんの全シングル(12曲)のB面曲の中でも「ぶっとび度」がかなり高くて(笑)私はシングル2曲目の「恋のロープをほどかないで」B面曲、「ピンクのリボン」か「パナマのシャポー」、どちらを「ぶっとび度1番」にするか選ぶことができませんでした(笑) 「誰かつかまえて 誰かつかまえて 早くつかまえて」 と、風に飛ばされた「シャポー」、大空の中を飛んでいく様がありありと目に浮かびます。私はちょっと「人間の証明」入っているかなとも思います。きっと秋元氏の事だからぱくったんだと思いますがね(笑) 「パナマのシャポー ちょっぴりじらして フワリ舗道に 落ちてみたり それから のぼったり」 う~む、見た目そのままの歌詞じゃん! まあ「パナマのシャポー=恋心」という図式なんですね。 この普通の歌詞をおもしろおかしくしているのははやり新田さんの歌唱力につきると思います。おニャン子クラブ内でソロデビュー組4人目なのですが(「河合その子」さん、「うしろゆびさされ組」、「吉沢秋絵」さん、そして「新田恵利」さんの順番です)デビュー曲から歌唱力が全く変わらなかった新田さんは凄いのひと言です。新田さんはおニャン子卒業後ソロ活動から一旦引退して結婚。そして現在はバラエティ番組や舞台で活躍して(?)います。それにしてもおニャン子クラブ系の曲はB面にある意味秀作がそろっています。 この曲はB面なのでもちろん動画はありません。ですがA面「サーカス・ロマンス」はありました! この曲を聞いて想像してください(爆笑)この曲、好きですよ~。 「新緑に萌え萌え!!」特集1 ♪ 若葉が町に 急に萌えだした ある日わたしが知らないうちに ♪ 「真理ちゃ~ん!」とアイドル追っかけ隊が歌の合間に声を掛けた初めてのアイドル真理ちゃん。あなたは確かに1970年代初めはちょ~~ビックアイドルでした。当時、「アイドルグッズ」というのが初めて売られた時で「真理ちゃん○○」という名目であらゆる商品が売り出され、私は「ドレミ真理ちゃん」という白い自転車が欲しくて店先で泣いた覚えがあります(爆笑) その時親は「白は女の子が乗る自転車でしょ!」と言い、私は「真理ちゃんの自転車が欲しいの!」とがんばりましたが結局買ってもらえませんでした。でも後でもっと格好良い仮面ライダー自転車をプレゼントしてもらったのでよかったのか、悪かったのか‥(爆笑) さて、真理ちゃんですが今でこそ見るもおぞましい姿になってしまいましたが(ごめんね、真理ちゃん。でもくやしかったらもう1度痩せてね!)当時は『白雪姫』という呼び名がふさわしい、本当に透き通った美しい、素敵なおね~さまでした。デビューのきっかけはTBSドラマ「時間ですよ」のお手伝いさんオーディションなんです。このオーディションで合格したのはご存知みよちゃんこと「浅田美代子」さん。(みよちゃんが歌う番組挿入歌「赤い風船」は大ブレイク)そのオーディションでは落ちたのですがあまりに可愛くてスター性があったので番組プロデューサーが急遽「隣の真理ちゃん」という役を真理ちゃんの為に設定して登場。瞬く間にスターになってしまったのです。1971年10月に「水色の恋」でデビュー。セカンドシングル「ちいさな恋」から始まりシングル5曲がオリコン1位に輝きました。これはのちにビンクレディーが抜く抜くことになります。そんな真理ちゃんの6曲目のシングルが「若葉のささやき」でした。 そんなかわいらしい、ちょ~アイドル時代の天地真理ちゃんの「若葉のささやき」はこちらでお楽しみ下さい。 そして、噂の「ドレミ真理ちゃん自転車」のCMです。今見るとどう見ても「女の子」用ですね。あぁ、買わなくて良かった(大爆笑) それにしてもなぜ「ドレミ」?
「春が来た!」特集5 ♪ ”この花のおもいでは二人だけの秘密 この花がとどいたらすぐに駈けてておいで”と ♪ なぜか桜田さんは「じゅんこ・さくらだ」と呼んでしまいます(爆笑) 他にも「しげる・まつざき」とか。う~む、なぜじゃ(笑)さて、桜田さんはここで書かれるのが多い「スター誕生」出身で決戦大会番組史上最多の25社からのオファーがありました。 桜田淳子さんの「三色すみれ」は色々探したのですが残念ながら動画はありませんでした。 「春が来た!」特集4 ♪ 小川のせらぎ 誰かのI love you 私なんだか ひとりごと 両手ですくった おたまじゃくし ♪ 「Come on Come on Come on Come on フゥ〜」で始まるかわいらしい少女3人が歌う「ほらね、春が来た」はおニャン子クラブ会員番号38番:工藤静香、会員番号40番:生稲晃子、そして会員番号42番:斉藤満喜子 のユニット「うしろ髪ひかれ隊」の4枚目のシングルです。でもどちらかと言うとCX系アニメ「ついでにとんちんかん」のOPとしての方が記憶にあるかもしれませんね。この曲が発売されたときはすでにおニャン子クラブは解散していて「夕やけニャンニャン」も番組終了していました。それでもオリコン6位(自己最高セールス)のヒットでTBSザ・ベストテンにもランクイン。そもそもおニャン子クラブは…と話すときりがないので止めますね(爆笑) デビュー曲「時の川を越えて」(1987年5月7日発売)時には会員番号40番の生稲さんはローソンのからあげくんのCMに出演していて、『生稲さんをデビューさせるためのユニット』だったのですよ! ボーカルもほぼメインを取っていました。それが歌唱力と人気で工藤さんに取って代わられ、このデビュー曲のソロパートも工藤さんに持って行かれてしまいました(泣)(シングルレコードは生稲さんメイン、CDやコンサートなどでは工藤さんがメインになっています) さて、「ほらね、春が来た」は後に作詞の秋元さんが「春一番(キャンディーズ)をぱくった」と言うようにかなり意識して詞を作ったようです(って、秋元氏の「ぱくり」は有名)。この曲の最大の魅力はなんと言っても「曲がポップで可愛くて良い」のだと思います。「はい!」とか「3、4!」と声を掛けるところでは3人が両足を上げて「ぴょん」と飛び上がる所なんて本当に可愛かったです。「小川のせせらぎ 誰かのI love you 私なんだかひとりごと 両手ですくったおたまじゃくし」とありますが想像上では「小川で少女がおたまじゃくしを手ですくう」のは可愛いですが、ちょっとグロいですよね(爆笑)この曲ではきちんと3人が均等にボーカルを担当しています。 うしろ髪ひかれ隊の「ほらね、春が来た」はこちらでお楽しみください。(YouTubeなのでリンク切れご了承くださいませ) 「春が来た!」特集3 ♪ 春の香りのせいかしら あなたが嫌いなわけじゃない ♪ 「ま~こ、ちゃ~~ん!」ああ、懐かしい。70年代後半から80年代最初のトップ・アイドルでした。前回紹介した小泉さんも、八重歯がかわいかった石野さんもどちらも「業界系」で活躍する人(放送業界や作家、漫画家など)のファンが多く、みんなでバックアップしたアイドルでもありました。スター誕生出身(スタ誕決戦大会合格同期は「渋谷哲平」です)で1978年「狼なんか怖くない」でデビュー。八重歯(?)と抜群の歌唱力でその年の歌謡賞新人賞を獲得(日本レコード大賞最優秀新人賞は残念ながら獲得ならずに「渡辺真知子」さんが受賞)デビュー曲「狼なんか怖くない」とセカンドシングルの「わたしの首領<ドン>」は作曲に吉田拓郎を起用するぐらいに気合いが入っていました。(作詞は両方とも阿久悠です) *この曲の発売日は1月1日ですが、元旦発売って結構ありますね。新田恵利の「冬のオペラグラス」1986年1月1日発売、渡辺満里奈の「ホワイトラビットからのメッセージ」も1987年1月1日でした(関係ないか。あれ、おニャン子ばっかり・笑) 石野さんの「春ラ!ラ!ラ!」はこちらでお楽しみください。(YouTubeなのでリンク切れご了承くださいませ) 「春が来た!」特集2 ♪ 去年の春より 大人になった私 きっと白い蝶になって 飛び立てるわ あなたへ ♪ 前回紹介した『新井薫子』さんとほぼ同時期にリリースした小泉さん4枚目のシングルです。この頃はまだ垢抜けなくて「ポスト聖子」のような「事務所の言いなり、よい子小泉」を演技していましたね(笑) 日テレのオーディション番組「スター誕生!」後期の決戦大会優勝者で(ちなみに当時、石野真子の「彼が初恋」を歌って合格しました)私はこの決戦大会見てました。1982年に「私の16才」でデビュー(じつはこの曲、森まどか「ねぇ・ねぇ・ねぇ」のカバー曲なのご存知?)。このデビュー曲は日テレの音楽祭で伊代ちゃんを押さえて新人賞を獲得しています(笑)(日テレやFNS、12チャンネルのメガロポリス歌謡祭などは夏などに開催され、年末の日本レコード大賞最優秀新人賞は後期にデビューした「シブがき隊」と前半飛ばした「松本伊代」が獲得しています。日テレ=小泉今日子、FNS=シブがき隊、メガロポリス=石川秀美、が新人賞を獲得しているのですが…、う~む、どうも自社新人にあげた気がしますね・笑) さて、シングル2曲目も林寛子のカバー曲「素敵なラブリーボーイ」で、実質オリジナルシングルは3曲目の「ひとり街角」になるのです。この時期は「聖子ちゃんカット」で聖子そのもの。あらら、事務所はあまり力をいれていなかったのかな? そしてシングル4曲目の「春風の誘惑」で初めてオリコン10位(14.1万枚)に入ります。しかし「白のミニのひらひら衣装」で歌う小泉さんはインパクトが無く、TBSザ・ベストテンも最高11位止まり。 *文中の賞などは私の記憶なので違ったらゴメンネ! スター誕生合格シーン(特番) 「春が来た!」特集1 ♪ 私春咲きます 見てよほら咲きます 大和撫子春咲きます ♪ 花の82年度組の新井薫子さん、私はイベント会場で直接お会いして握手&サインを頂いたことがあります(笑)(当時私の姉が某デパートの社員で屋上イベント担当だった為) 82年と言えば「早見優」や「小泉今日子」、そして石川秀美ちゃん、明菜、シブがき隊、ちえみちゃん、知世ちゃん…、意外な所では「わらべ(めだかの兄弟)」などアイドル大量生産時代で、でも飽和状態ではなくてきちんと「派」を持つだけの魅力ある歌手が多くデビューした年でもありました。その中で新井さんは82年3月に「虹色の瞳」でデビュー、2枚目のシングル「イニシャルは夏」でスマッシュヒットを飛ばし、早見さん(83年当時は「あの頃にもう一度」を歌っていました)、小泉さん(83年当時は「春風の誘惑」を歌っていました)と肩を並べるアイドルになっていました。聖子ちゃんカットのロングヘアにクリッとした目が印象的で「明るくてかわいい」少女でした。それにTDKレコードの栄えあるアイドル1号だったので気合いも十分…。2曲目までは(笑) http://www.youtube.com/watch?v=el-EblOlswo 卒業特集5 ♪ 空の日射しの風に この次の季節がこぼれてます ♪ でました、お化けグループ「おニャン子クラブ」 私とほぼ同世代の女の子の素人集団アイドルグループでした。会員数51名+B組2名&海外研修者1名が所属しておりおニャン子本体とソロ、ユニットほぼ全曲(番組放送時)オリコン1位になるという偉業を成し遂げました。「クラスメイト」をコンセプトとした17:00からの1時間帯番組で、「会員番号」という出席番号のような番号をつけて『会員番号16番、高井麻巳子です』という挨拶が番組内で良く見られました。番組当初は「マスコット」的扱いだったおニャン子もシングル1枚目「セーラー服を脱がさないで」がヒットするとほぼ番組内のメインの扱いになりました。 http://jp.youtube.com/watch?v=xUJdCwpTA5I さて、「卒業特集」も5曲になり今回で終了です。次回からは「春がきたぁ〜」と言うことで『春』をヒューチャーした曲を紹介します。 卒業特集4 ♪ あなたが座ってた机の傷に指で触れたら涙落ちた ♪ 「萩本さんお〜当たり〜」というフレーズでピンと来たらあなたも立派な紳士・淑女(爆笑) これはテレビ朝日系の番組「欽ちゃんのどこまでやるの!?」という番組内で萩本欽一探偵と谷啓探偵が『ゲストが食事をするシーンを見る前に何から食べ、どんな順番で食べるかを推理する』というクイズコーナーがあり、正解すると「萩本さんお〜当たり〜」とか「谷啓さんお〜当たり〜」などと女性コーラスで歌う台詞なんです(爆笑) ほとんど競作に近い作品だった淳美ちゃんの「卒業」、斉藤由貴や菊池桃子のようなビッグヒットにはなりませんでしたが卒業時期になると必ず話題になる曲でもあります。でも私的には淳美ちゃんはアイドル歌手と言うより「まんがなるほど物語」の「ナルタ〜ン」の方が印象に残っています(笑) 淳美ちゃんは現在オーストラリア人の旦那さんと海外で生活しているそうです。いいなぁ〜、私も外国生活に憧れちゃいます(笑) 卒業特集3 ♪ 華やかなスタートよ 見返れば校舎も 春の陽ざしを あびているわ ♪ 悲劇のアイドル歌手。そんな感じのする倉田まり子さん。そもそもTBS「家族そろって歌合戦」出場後にスカウト、NHKのレッツゴーヤングのサンデーズのメンバーになりこの曲「グラジュエーション」でデビューしました。さすがにサンデーズのメンバーだけあって透きとおった声と伸びやかな高音は当時のアイドル歌手の中では1番の歌唱力があり、アイドル歌手というよりどちらかというと「本格派歌手」の位置づけでした。 http://www.youtube.com/watch?v=zEede8iZJk8 卒業特集2 ♪ 一行おきに好きだよと 青いペンで書いてた ♪ 当時のアイドルが同じ時期に「卒業」という歌を歌っていた時のモモコちゃん(菊池桃子は「モモコ」と呼んだ方が懐かしいですね。)4枚目のシングルにしてオリコン初の1位に輝いた曲です。モモコちゃんと言えばやっぱりデビュー映画の「パンツの穴」で若干16歳のモモコに『むきんぽくん』という衝撃的な台詞を言わせた鈴木則文監督に幸あれ! ですね(爆笑・ちなみに「パンツの穴2」では志村香が同じ役を演じました。「むきんぽくん」の意味が分からない人、おとうさん、おかあさん、または子供電話相談室で聞いてね!)「パンツの穴」でデビューしたモモコちゃんは1枚目のシングル「青春のいじわる」リリース時になんと『デビュー曲お披露目&初コンサート』を武道館でやりました!それも大入り満員。(ちなみにファーストコンサートを武道館で行ったのは後に渡辺美奈代ちゃんがいましたよ) http://jp.youtube.com/watch?v=KBja0dYtBtg&feature=related 卒業特集1 ♪ セーラーの薄いスカーフで 止まった時間を 結びたい ♪ 斉藤由貴! いやあ、大好きでした(笑) 当時アイドル女優で「斉藤由貴、工藤夕貴、そして富田靖子」が大好きで特に斉藤由貴は「スケバン刑事(デカと読む)」ではまりました。当時フジTVが「スケバン刑事、主演女優募集 条件、ヨーヨーのうまい子」と大々的にTVスポットでCMしていたのを憶えています。なぜか素人さんではなくて(オーディションではなくて)斉藤由貴が抜擢され、「なんの因果かマッポの手先、てめぇらゆるさねぇ〜」という啖呵でセーラー服姿でヨーヨーを振り回す姿にしびれた人が何人も…(その中の1人です・笑) 斉藤由貴は第1回東宝シンデレラコンテスト準グランプリ(グランプリは沢口靖子)を獲得後、第3回ミスマガジングランプリ受賞、そして明星食品の「青春という名のラーメン」で有名になりました。セーラー服を着てカップラーメンを持つ衝撃的な姿は今でも憶えています。ちなみに工藤夕貴も「お湯を掛ける少女」でラーメンのCMしてましたね。 「卒業」はデビュー曲になりオリコン6位のビッグヒットになりました。薬師丸ひろ子のような「文学少女」的な澄んだ声で歌う(ビブラートがかからない)姿は「アイドルアイドル」した当時(85年)にはとても新鮮で可愛かったです。「机にイニシャル彫るあなた やめて思い出を刻むのは」「東京で変わってく あなたの未来は 縛れない」と、70年代にヒットした「木綿のハンカチーフ」(太田裕美)の『都会で変わらないで』という女心とは全く正反対の内容です。70年代の田舎に残る少女は「都会に行っても変わらないでね、がんばってね」と励ましますが80年代の田舎に残る少女は「今の思い出を残さないで、都会で変わっていくあなたの未来を縛れない」と悲しい少女になっています。 バレンタイン特集2
No.3「大人になれば」 作詞:浜口庫之助 作曲:浜口庫之助 編曲:萩田光雄 歌:大場久美子 ♪ 大人になれば チョコレートたべて いろんな夢を考えるものさ ♪ チョコレートのCMソングは数ありますが歌詞の中に「チョコレート」というのがストレートに挿入され、歌われたのはそんなに無いのではないかと思います。『チョコレート食べて』「恋の味」や「青い空」にきいてみる。という内容なんですが『バレンタインに用意したチョコレートを渡たしそびれて川岸か海岸で1人チョコレートを食べながら『恋』ついて自問する」歌詞のような気がします。70年代後半のトップアイドルだった久美子ちゃん(私は大大ファンでした)の歌唱力には驚きです。久美子ちゃんは声域が狭いのですね(ドレミぐらいかな・笑)。なので作曲者が曲にメリハリを付けるため難しいリズムで作ってしまい、音程もリズム感も無い久美子ちゃんに歌わせたらこうなった、ですね。究極の歌はやっぱり「スプリング・サンバ」です。この曲は難しいですよ。さて、「大人になれば」は久美子ちゃんの3枚目のシングルでした。レコード売り上げは芳しくはありませんでしたが1978年のTVドラマ「コメットさん」でお茶の間の人気者に。(ちなみに私は「コメットさん」も好きでしたが「マジカル7大冒険!」や「少女探偵スーパーW」(榊原郁恵ちゃんと競演でした)などが大好きでした。って知ってる?)その後歌手引退宣言をして女優オンリーになり現在に至ります。私は久美子ちゃんは歌がへたくそでもかわいかったから全て許します!(爆笑) 85年におニャン子クラブが出現し、会員番号16番高井麻巳子ちゃんがくーみん(って呼ばれていました・笑)にそっくりでビックリしました。いやあ、本当に久美子ちゃんは可愛かった! バレンタイン特集1
No.2「毎日がバレンタイン」 作詞:阿久悠 作曲:川口真 編曲:木森敏之 歌:柏原よしえ(現在は柏原芳恵) ♪ 私は今朝露のシャワーをいっぱい浴びて風に歌う ♪ バレンタインと言えば30歳以上の人が思いつく曲が「バレンタイン キッス(国生さゆり)」ですがじつはよしえちゃんもバレンタインの曲を歌っていたのをご存知ですか? 中学3年生のよしえちゃん、「No.1」で衝撃のデビュ〜。妙な色気があり同期の「河合奈保子」とともに元祖巨乳アイドルとして長く君臨しました。「ヘイボーイ ヘイヘイボーイ」と軽快に呼びかけ「私はもぎたてのオレンジよ、したたり落ちるほどの甘いしずくなの」とか「季節の色に染まっちゃう果実」などと『フレッシュであなたに染まっちゃうわよ』というよしえちゃん本人の色気を前面に出す歌詞はさすが阿久さんです。2番の歌詞で「私は今朝露のシャワーをいっぱい浴びる」という歌詞ですが私はエッチな事を考えてしまいました(爆笑)この曲、題名に「バレンタイン」という文字があるのに曲の中では『バレンタインデー』の事には全く触れていなくて「きらめきの女の子には 毎日がバレンタインデー」と最後の決め台詞のみの登場でした。なのでバレンタインという文字が曲名にあるのにかかわらず知名度が低いのかなと思います。「No.1」で妙なお色気で売り出しこのシングル2曲目「毎日がバレンタイン」でアイドルっぽい曲でラジオでもスポットCMバンバン流していましたが意外と鳴かず飛ばずでオリコン最高64位(2.9万枚)でした。シングル3曲目の「第二章くちづけ」がコルゲントローチのCMに使われ(よしえちゃんも出演)知名度がアップ。でもオリコン10位以内に入るにはもう少し時間がかかります。 No.1「あなた」 ♪ 大きな窓と 小さなドアーと 部屋には 古い暖炉があるのよ ♪ 栄えある第1曲目は小坂明子さんの「あなた」です。この曲は『私が自分のお金で買った初めてのレコード』なんです。もしも私が家を建てたなら…という出だしなんですが子供ながらに「なんで女の人が家を建てるの?」という単純な疑問が湧きました。大きな窓、古い暖炉、バラとパンジー、そして子犬とあなた。それこそ70年代の「なかよし」や「りぼん」にでてくる乙女チックな漫画みたいな描写です。この歌の歌詞を見て「あ、陸奥A子だ」と私は思いましたがどうでしょうか? さて、乙女の夢は2番の歌詞にも現れています。しかし「いとしいあなたは今どこに」と結局乙女の「夢・望み」で終わっていて最後は『ロッキンチェアーに座ってレースを編み続けている老婆』を連想してしまうのは私だけでしょうか? 歌を聞いて色々想像したりするのは楽しいですね。現在チャートに入っている曲は聞いてもイメージが全く湧きません。何歌っているのか分からないしね(おやぢだな・笑) この曲を当時作詞作曲した若干16歳の小坂明子さんは第4回世界歌謡祭でグランプリを獲得、オリコン7週1位を獲得してミリオン歌手になり、ピアノを弾きながら歌う小坂明子さんはとても大きな存在に見えました。
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